高卒でもIT転職はできる?成功させるための方法を紹介
2022/09/5
「IT業界に転職したいけれど高卒だと難しいのかな…」
「IT業界に高卒で入ってから活躍するにはどうすればいいんだろう?」
とお悩みの方はいませんか?
そこで本記事では、高卒でIT業界への転職をお考えの方に向けて
・高卒でもIT業界に転職できるのかどうか?
・高卒で活躍できるIT職種は?
・高卒でIT転職を成功させるためには何が必要か?
を詳しくご紹介します。是非最後までお読みください。
目次
1.高卒でもIT業界に転職できる!
この記事をお読みの方の中には、「大卒や専門卒じゃないとIT業界には転職できないだろう」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、高卒でもIT業界に転職することは可能です。
その理由は主に以下の3つです。
・IT人材の需要が高まっているから
・IT人材が不足しているから
・IT業界はが学歴よりもスキルが重視されるから
それぞれの理由を詳しくみていきましょう。
・IT人材の需要が高まっているから
近年ではデジタル化が急速に進み、経済や社会の発展にはITが必要不可欠です。特にコロナ禍による生活様式の変化に伴い、経済や社会のデジタル化の重要性がより明らかになったことで、ITニーズはさらに拡大しています。
ITニーズが拡大することで、IT関連の市場規模もどんどん拡大し、当然ながらIT人材の需要も急速に高まっています。
多くの企業が、IT人材の採用や育成に積極的になっているのです。
そのため、現在IT業界で働いている方や、今後IT業界で働くことを検討されている方にとっては、転職しやすい環境になっていくことが予想されます。
現状、ここ数年のIT業界の求人倍率は右肩上がりです。コロナ禍で多少の落ち込みはありましたが、今後も求人数はますます増え、IT転職のチャンスは広がっていくでしょう。
・IT人材不足が深刻化しているから
高卒でもIT業界に転職が可能な理由の一つとして、「IT業界の慢性的な人手不足」が挙げられます。
近年社会全体のIT化が進み、IT業界の市場が大きく伸びている一方で、圧倒的な人材不足に悩まされています。
経済産業省のデータによると、最悪の場合、2030年には約79万人ものIT人材が不足すると予想されています。(出典:「IT人材需給に関する調査」経済産業省)
特に、中小企業零細企業のIT人材不足は深刻です。そのため高卒や未経験であっても採用されるケースは珍しくありません。
・IT業界は学歴よりもスキルが重視されるから
IT業界では学歴よりもスキルや経験が求められる業界です。学歴だけが評価されることはまずありません。
スキルや実績のある高卒と、経験不足の大卒では、前者の方が高く評価されます。
ITの現場で実務経験を積めば積むほどIT転職の際に有利になるのです。そのため、高卒でも転職のチャンスは大いにあるといえます。
2.高卒で活躍できるIT職種3選
高卒でIT企業への就職を目指すにあたって、どのようなIT職種があるのかを知っておくことはとても大切です。
ここからは、高卒でも活躍しやすい次の3つの職種を紹介します。
・IT事務/ヘルプデスク
・インフラエンジニア
・テクニカルサポート
それぞれ詳しくみていきましょう。
・IT事務/ヘルプデスク
IT事務は、一般事務と同じように書類作成やメール・電話対応といった業務を行う職種で、高卒でも活躍が十分に期待できます。
一般事務と違うのは、業務の中でITの知識が必要になるということです。IT関連の資料作成や問い合わせ対応、PCの初期設定(キッティング)などにも対応します。
高卒で事務職で働いているが、ITにも興味があるという方には特におすすめです。
・テクニカルサポート
テクニカルサポートも未経験から挑戦しやすい職種の一つです。
テクニカルサポートとは、企業が提供する商品やサービスについて、利用者から寄せられる技術的な問題に関する問い合わせに対応し、トラブル解決のためのサポートを行う仕事です。
専門技術というよりも、コミュニケーションスキルやトラブルへの対応力が求められます。
もちろん専門知識は必要となりますが、IT全般の知識というよりは企業が提供する特定の製品やサービスに関する独自の知識が求められます。そういった知識は入社後の研修や実務で身に付けていくというケースが多いため、対人能力があれば高卒でも活躍することができます。
・インフラエンジニア
インフラエンジニアは、システムやインターネットを使用するために必要なサーバーやネットワーク、セキュリティ等の設計・構築・運用・保守を行う技術職です。
インフラエンジニアは、システム開発の上流工程を担うシステムエンジニア等と比較すると、運用・保守が業務の大半を占めているのが特徴です。
システムが正常に動作するように監視やメンテナンスをしたり、トラブルが発生した際に原因を見極めて対処したりするのが主な仕事内容となっています。
システムを一から設計したり、がっつりプログラミングを行うということがないため、高卒や未経験でも挑戦しやすい職種です。
3.高卒でIT転職を成功させるために必要なこと
高卒でもIT業界に転職できる可能性は十分にあるとお伝えしましたが、どうすれば転職を成功させることができるのでしょうか?
ここでは、高卒でIT業界への転職を成功させるために必要なことをご紹介します。やみくもに転職活動をして失敗してしまうのを防ぐためにも、以下の点をしっかりと意識してみましょう。
・まずはIT業界について知る
・とにかく実務経験を積む
・キャリアプランを明確にする
・IT資格を取得して学びの指標にする
・IT業界に特化したキャリアカウンセリングを受ける
では、それぞれ詳しくみていきましょう。
・まずはIT業界について知る
高卒でIT業界への転職を成功させるためには、まずはIT業界について知ることが大切です。
なぜなら、IT業界と一口にいっても、企業の提供する製品やサービスの幅は広く、職種もさまざまなものがあり、業務内容も大きく異なるためです。
業務内容が違えば当然、必要とされるスキルも異なります。
どのような業種や職種があり、どんな業務内容なのか、必要なスキルはどのようなものかを知ることで、目標が明確になり、転職活動を進めやすくなります。
・とにかく実務経験を積む
高卒でIT転職を成功させるためには、とにかく実務経験を積むこと、これに尽きます。
先ほどもお伝えしましたが、IT業界では学歴よりもスキルが重視されます。つまり高卒でもしっかりとした実務経験があれば、いくらでも活躍することができるのです。
少しでも多く経験を積んで技術を高めることを最優先させましょう。
・キャリアプランを明確にする
高卒でIT業界への転職を成功させるためには、将来どうなりたいか?そのためにどんな能力が必要か?その能力を得るために何をすべきか?を考えることが非常に重要です。
高卒未経験でいきなりエンジニアになることはほぼ不可能ですが、キャリアプランを立て、自分の目標を達成するためにやるべきことを明確にし、一つひとつクリアしていくことで、エンジニアに転職できる可能性が高まります。
まずは具体的な目標を立て、その目標を達成するために何をすべきかを逆算して考え、整理してみましょう。
・IT資格を取得して学びの指標にする
高卒でIT転職をする際に、IT資格が必要なのではないか?と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、IT資格の取得は必須ではありません。IT業界ではスキルや経験が重視されるため、IT資格の有無は基本的に問われません。
しかし、現在自分がどれだけITの知識や技術を身につけられているかを試す指標としては非常に効果的です。また「学んだことの証明」として説得力が増します。実務経験を積むことが最優先ですが、併せて資格の取得ができればベストです。
・IT業界に特化したキャリアカウンセリングを受ける
ここまで高卒でIT業界への転職を目指す方に向けて必要なことをご紹介しましたが、それでも
・何から手をつけていいかわからない
・本当にIT業界へ転職することができるのか不安
・目標や将来像はあるが、そこにたどり着くためにどうしていいかわからない
と悩んでいる方も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが、キャリアカウンセリングです。
IT業界に特化したキャリアカウンセラーに相談することで、あなたの進むべき道が見えてくるかもしれません。
キャリアカウンセラーは、一人ひとりの目標や状況に合わせて、どんなスキルが必要か?スキルを得るために何をすればいいのか?を示してくれるので、迷ったらまずは相談してみるのも一つの手です。
4.まとめ:高卒でもIT業界に転職できる!悩んだときはキャリアカウンセラーに相談しよう
今回は、高卒でIT業界への転職をお考えの方に向けて、高卒でもIT業界に転職できる理由や、高卒でも活躍できる職種、そして転職を成功させるために必要なことを解説しました。
IT転職に学歴は関係ないということを十分にご理解いただけたかと思います。
高卒でIT転職を成功させるためには、目標を明確にしてキャリアプランを立てたうえで、とにかく実務経験を積むことが大切です。
「実務経験を積むために何から手をつけていいかわからない」
「目標や将来像はあるが、そこにたどり着くためにどうしていいかわからない」
という方は、IT転職に特化したキャリアカウンセリングを活用してみましょう。
1人で悩むよりも、IT業界や転職の専門家に相談することで、あなたが想い描く将来に一歩踏み出すことができます。
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